きみと1番目の恋
郁人「言っとくけど
俺も全然酔ってないから
これから話す話は
全部、本気で受け取って。」
翼「分かってるよ、初めから。」
郁人「何てゆーか想像してなくて。
めちゃくちゃ嬉しいけど
めちゃくちゃ困惑してる。
てか、断られると思ってたから
今のこの状況、棚ぼたっつーか。」
言葉が途切れてまたビールを飲んで
また短い息を吐いて
真っ直ぐに私を見つめる。
郁人「俺、多分だけど翼さんが
思ってる以上に...
翼さんの事好きだから。
まだまだ全然敵わないし
翼さんの足下にも及ばないけど...
幸せに出来る自信なんて正直
ないけどさ...大切にする
自信だけはあるから。
だから、それでもいいなら
俺と...付き合って下さい!」