きみと1番目の恋
人間はどうして涙なんて
手に入れたのだろう。
それは、きっと言葉にならない
想いを相手に伝えるためだ。
色んな種類のある涙。
持つ意味は変わっても
変わらない事が1つだけある。
涙を流すほどに...伝えたい
気持ちがある。胸の中に。
だから、きっと私達は涙を流すんだ。
右手の親指で涙をすくった
郁人くんは、もう一度
いつも通りの笑顔を浮かべた。
私の大好きな雲一つない空のような笑顔を。
郁人「ほら。泣くのは後にして
さくっとやっちゃおうよ!
適当に開けちゃっていい?
早くしないと今日中に終わらないよ。」