きみと1番目の恋
あなたの思うように生きればいい
ー1週間後ー
皆が出勤するより早く会社へと
やってきた私は荷物をカバンに詰め込んだ。
今日で最後。もう明日から
ここに来る事はないんだと
思うと寂しさが押し寄せた。
町田「若宮さん...!」
いつから、そこにいたのか
町田くんは今にも泣き出しそうな
表情で私の名を呼んだ。
翼「おはよう。町田くん。
随分と早いんだね。」
町田「若宮さんの事だから
俺たちに変な気遣わせないように
この時間に来るんじゃないかって
思ったんですよ。」