きみと1番目の恋
菜穂「...若宮さん...私が...」
全部知ってる。ちゃんと。
でも、菜穂ちゃんを
責めようとは思わない。
涙でぐちゃぐちゃになった彼女の事を
責めようだなんて思えない。
翼「町田くん。菜穂ちゃん。
今日まで、お世話になりました。
これからも頑張ってね!じゃあ。」
町田「若宮さん!」
菜穂「若宮さん!」
ーガチャ
商品開発部の扉を閉め
廊下に出ると郁人くんが
壁にもたれかかっていた。