きみと1番目の恋

郁人「そんな事ないと思う。
翼さんの部下の心には残ると思う。」

欲しい言葉を知っている。

郁人「例え、彼女が
翼さんの事を忘れてしまっても
いつか自分の事を真剣に
考えてくれた人がいたなって
翼さんの部下は思い出すと思う。
さっきの言葉はきっと
彼女の励みになると思う。」

翼「そうだと...いいね。」

ぎこちない笑みを浮かべる
私の頭を撫でてくれる。

郁人「責めないんだね、彼女の事。」

翼「どうして、責めなきゃならないの?」

郁人くんが言いたい事は
嫌というほど分かる。
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