きみと1番目の恋
翼「...て、ごめん。郁人くんに
話すべき話じゃなかったね。
ごめん。嫌な想いさせちゃったね。」
郁人「やっぱり翼さん...最高だね。」
その表情とは裏腹に
彼は正反対な言葉を続けた。
翼「最低じゃなくて?」
郁人「誰だって間違える事はあるよ。
だって、人間は完璧じゃないから。
未完成だからこそ完成を
追い求めるんだよ。
大切なのは、そこから。
間違えて、振り返って
後戻りしてもう一度スタートを
切る瞬間こそが大切だから。
俺は翼さんの再スタートに
立ち合えて良かったよ。
ああ...俺が勝手に来たのか。」
ここに彼がいて本当に良かった。