きみと1番目の恋
翼「不倫してたのは事実だから。
菜穂ちゃんの言った事に嘘はないよ。
だから、気にしないで。」
やっぱり菜穂ちゃんは
涙を流していた。
その表情とは裏腹に言葉は
力強かった。
菜穂「気にしますよ!後味悪いですよ!
さっき嫌いって言ったくせに
信じて貰えないかもしれないけど...
私...、若宮さんの事、昔は好きでした。
いつも、私たちの事を助けてくれるし
本当は、若宮さんが1人で残業してる事
知ってました。2年前までは
若宮さんの事、好きだったし
残業だって言ってくれれば全然
手伝ったけど...でも...
そう思えなくなったんです。
私、若宮さんに嫉妬してたんです。」
翼「嫉妬?」