きみと1番目の恋

郁人「翼さん、あのさ。
俺、就職断ったんだ。
本当はもっと早くに言おうと
思ってたんだけど、翼さん
大変そうだったからなかなか
言えなくてごめん。」

翼「ううん。そっか。
夢を追いかけるの?」

郁人「追いかけないよ。
スケボーはもう辞めたんだ。」

そういえば、ここ最近
郁人くんからめっきりスケボーの話を
聞かなくなった。

自分の事でいっぱいいっぱいで
彼の話を聞いてあげられなかった
不甲斐なさがまた私の胸を締め付ける。
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