きみと1番目の恋

笑顔で郁人くんを見送りお腹をさする。

まだ全然、膨らんですらいないお腹。
でも、確かにここに命はあるんだ。

何度かお腹をさすると涙が流れた。

郁人くんが、あそこまで
心配するのには理由がある。

私のお腹に赤ちゃんが宿ったのは
今回が初めてではないからだ。

今回こそは...!
そう思い、少し早めの夕食を済ませ
私は早めに眠った。
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