きみと1番目の恋

家に帰り、お昼ご飯を作ると
郁人くんはソファでスヤスヤと
眠っていた。

毛布をかけ、お昼ご飯を
冷蔵庫に入れ、今日見るはずだった
映画をつける。

郁人「わ。寝てた。」

翼「まだ仕事まで時間あるよ。」

郁人「うん。でも、翼さんとの
時間は大切にしたい。
2人で過ごせるのも
後ちょっとだからさ。」

翼「そうだね。」

何気ない時間が幸せだ。なんて
昔は信じられなかった。
でも、今は信じられる。

ただ、映画を見る。
そんな何気ない時間さえ
幸せなんだ。
< 344 / 387 >

この作品をシェア

pagetop