きみと1番目の恋
家に帰り、お昼ご飯を作ると
郁人くんはソファでスヤスヤと
眠っていた。
毛布をかけ、お昼ご飯を
冷蔵庫に入れ、今日見るはずだった
映画をつける。
郁人「わ。寝てた。」
翼「まだ仕事まで時間あるよ。」
郁人「うん。でも、翼さんとの
時間は大切にしたい。
2人で過ごせるのも
後ちょっとだからさ。」
翼「そうだね。」
何気ない時間が幸せだ。なんて
昔は信じられなかった。
でも、今は信じられる。
ただ、映画を見る。
そんな何気ない時間さえ
幸せなんだ。