きみと1番目の恋

昔は微笑ましいと思っていた
この光景を、見たくないと
思うようになったのはいつからだろう。

でも、今は素直にそう思える。
とても楽しそうだと。

新しい世界を知るだけで
心が晴れる事もある。
今日こそは話そう。
きちんと、郁人くんと。

家に帰り、久しぶりに
夕飯を作った。

今日は郁人くんのお店の定休日。
休みの日はマスターのお店を
手伝いに行っているけれど
少し待てば一緒に夕飯を
食べられるかもしれないと思った。
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