きみと1番目の恋

郁人「翼さん、休憩していいよ。」

奥の部屋で郁人くんが
作ってくれたオムライスを
頬張っていると店の扉の
鐘の音が鳴る音が聞こえる。

ーカランコロン

郁人「いらっしゃいませ!」

武彦「よう。」

郁人「ああ、どうも。」

向こう側から漏れる声を聞いたのは
随分と久しぶりだった。

武彦「シャンパンを。」

郁人「かしこまりました。」

吸い込まれるように
私は聞き耳を立てる。
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