きみと1番目の恋

ー1ヶ月後ー

私と郁人くんは両親と弟の
仏壇の前で手を合わせていた。

翼「お父さん。お母さん。
弘樹。いってきます。」

郁人「お義父さん。お義母さん。
弘樹くん。ただいま。」

目を瞑りながら丁寧に手を合わせる
郁人くんの横顔を見て
幸せな気持ちになった。

翼「ふふ。」

郁人「ん?どうしたの?」

翼「うん、何か...私たち
ここまで来るのに結構
時間かかったなーって思ってさ。」
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