きみと1番目の恋

郁人「そうだね。まあ、主に
翼さんのせいだけど。」

翼「え?私のせいなの?」

微かな笑みを浮かべ
私の頭を軽く撫でた郁人くんは
ダイニングテーブルに用意した
朝食の前に座るといただきますと
言って手を合わせ、マイペースに
朝食を食べ始める。

郁人「翼さん。いっつも1人で
頑張っちゃうから。
で、その頑張りが間違った方向に
向いて悩んでもがいて...
いっぱいいっぱいになって...
めっちゃ八つ当たりされたな、俺。
そのせいで何度、喧嘩したんだろう。」

翼「そうだね。...ごめん。反省する。」
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