きみと1番目の恋

翼「でも、いいの?」

郁人「何が?」

翼「だって、何か...これじゃ
足りない気がするよ。」

郁人「そんな事ないよ。
俺の本気を翼さんにも見て貰いたい。」

翼「分かった。必ず行くね。」

郁人「ありがとう。」

仕事を手伝って貰ったお礼に
プレゼントを渡すつもりが
逆に、彼からプレゼントを
貰ったような気になった。

郁人くんから受け取った
チケットを財布にしまい
私はもう一度、ジントニックを飲んだ。
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