運命って信じる?
結局、空ちゃんともめぐなとも離れちゃって……

1番窓際後ろから三番目の席に座る私。
後ろをみると爆睡している快斗…。
幸せそうな寝顔がかわいい…

『…何?』

突然快斗が目を覚ました。
『何ってなに?!』

快斗の寝顔をみてかわいいと思ってしまった私はほんとにびっくりした。

『ぁ……』

……また寝てるし…

『ねぇ!』

突然元彼によばれた。

『何?』

『そこの席、俺の〜』

『やだぁ−』

私のほんとうの席はこの列の1番後ろ。つまり快斗の後ろ。自分の席についたらいやでも快斗が視界に入ってくるじゃん…

『授業始まるょ〜』

私が元彼の椅子にしがみついていると、

『ぁんっ……』

私は力無い声を出してしまった…
やばぁ〜……

元彼が私をどかせようとして私の胴体を斜め後ろから抱えたんだけど…そこ、触っちゃだめだょ…
胸……

『ちょっ……んっ…』

元彼は気付いているのか気付いていないのか、私の胸の上で手を動かす。

『ぁっ……ぁの…ん…そこ触んないで…』

言えた!やっと言えた!

『え?……!』

ぁ、こいつ…絶対気付いてなかったな…

『まぢでわりぃ!なんか柔らかいとは思ったけど気持ち良くて…』

『はぃ?!』

ぁ−、気付いたのね…。お互い顔が真っ赤なこの状況、どうすればいいの?

『夕季エロいぞ』

寝てたはずの快斗がいじわるな笑みを浮かべて私たちをみている…一体いつから起きてたの?

『夕季が揉むからこいつ、変な声もれてた』

『〜〜〜〜つ!』

私は快斗をぶった。

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