まだ,なにもはじまらない
もう子どもと呼ばれる括りではない,されど,大人かと問われればそれもまた首をかしげるような。
いうなれば最後の遊びの時代。
大学生はそんな4年間だと思っていたし,現に今も思っている。
地元を出て,大学のために上京して,一人暮らしをしつつ大学に通う。
運命の人と出会うかもだとか、人生を変えるような経験が起こるかもだとか、どこかの小説や少女漫画のようなこと夢見たことはない。
けれども,思っていた以上に何かがあるわけでもない。
大学なんてそんなものだ、自ら積極的に関わっていかなければなにも起こることはない。