隣は何をする人ぞ~カクテルと、恋の手ほどきを~
「バーテンさんって、職業がすでにかっこいいもんね。仕事してるだけでモテそう。……ねぇ、店行っちゃダメ?」
「あ……どうだろう。ちょっと聞いてみる」
ちょうど今の時間、五十嵐さんは出勤前のまったりタイムだ。彼のすべてを理解しているわけではないけれど、なんとなくだめとは言わない気がした。スマホを取り出してその場で「友達と一緒にお店にいってもいいですか?」とメッセージを送ってみる。しばらくすると、予想通りの反応が返ってくる。
「いつでもいいよって、来るなら、店が空いてる早い時間がおすすめだって」
「じゃあ、さっそく今夜は? 後期の景気付けってことで」
「私は大丈夫」
「やった、決まりね!」
恥ずかしさ半分、親友に彼を紹介できる楽しみ半分で、落ちつかなくなりそうな私は、今度は美樹の夏休みについて話題をふった。
お互いの夏休みの報告会は昼休みだけでは足りず、講義の後は、五十嵐さんのお店の開店時間まで、駅前のカフェでおしゃべりを続けた。
「あ……どうだろう。ちょっと聞いてみる」
ちょうど今の時間、五十嵐さんは出勤前のまったりタイムだ。彼のすべてを理解しているわけではないけれど、なんとなくだめとは言わない気がした。スマホを取り出してその場で「友達と一緒にお店にいってもいいですか?」とメッセージを送ってみる。しばらくすると、予想通りの反応が返ってくる。
「いつでもいいよって、来るなら、店が空いてる早い時間がおすすめだって」
「じゃあ、さっそく今夜は? 後期の景気付けってことで」
「私は大丈夫」
「やった、決まりね!」
恥ずかしさ半分、親友に彼を紹介できる楽しみ半分で、落ちつかなくなりそうな私は、今度は美樹の夏休みについて話題をふった。
お互いの夏休みの報告会は昼休みだけでは足りず、講義の後は、五十嵐さんのお店の開店時間まで、駅前のカフェでおしゃべりを続けた。