テレビの感想文
マンションの住人たちに、管理人をやめないで、と引き止められた星さん。
「でも、私は……」

そこに、エレベーターから出てきた上条くんが。
星さん、頭を下げ、「すまなかった」
うん、こうやって謝罪できたのは良かったと思う。

でも、謝罪された上条くんは、自分の気持ちがわからない。
この状況、もし、上条くんが「普通」の人だったら、星さんに怒ったり、もしくは、なにもなかったかのように平気なふりをしたり、するんじゃないだろうか。

「自分で自分のことがよくわからないんです。そんな不気味な人間、いないほうがいいじゃないですか、このマンションに」

「でも……、なんで僕みたいな人間が生きてるんですかね。チカラさん、教えてもらえませんか? 僕が一体、なんの役に立つんでしょうね? 僕は一体、何者なんですかね?」

上条くんのこのセリフを聞いて、
ふと、嶽本野ばらさんの小説『通り魔』を思いだしました。

あの主人公も、自分の持っている個性(他人とのコミュニケーションが上手にできない、など)があり、そのせいで、だんだんと人生が良くない方向に向かってしまう。

上条くんに、難しい質問をされたチカラ。

チカラの答えは、「君は……、僕の大切なおとなりさんだよ」

このセリフ。
これ以上、チカラがなにか言えることってないんじゃないかな。上条くんの過去を考えたら。
このセリフをどうとらえるか、視聴者にゆだねられてますね。
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