テレビの感想文
前にも、急に話しかけてきた人がいたので、五月女さんはこの男性を「遊園地の妖精さん」と命名。

遊園地の妖精さんいわく、「パンダカーはずっと乗ってる女性客がいる」そうです。でも理由はわからない。

五月女さん、この男性と2人並んでパンダカーに乗っていた。今日初対面なのに。はたから見たらデートみたい。パンダカーは、心の壁をなくす効果があるのか。

そういえば、すっごく昔に、宇多田ヒカルさんが『うたばん』だったかな、音楽番組でパンダカーに乗っていたような記憶が。

理由はわからなくても、パンダカーは楽しい。五月女さんは、遊園地の妖精さんに言われたことを思いだす。
「170年分の楽しい、か」

楽しんでほしい人と楽しみたい人が、浅草花やしきの170年分の時間の中で、「楽しい」をつくり、次の世代に残していく。


遊園地って、どうしても「子ども向けのもの」ってイメージがある。大人の自分は行ったらいけないような。行ったらいけないってわけではないんだけど。

だから、もちろん、五月女さんのように大人の女性が一人で遊園地にいて、楽しんだっていい。
100年以上の歴史ある遊園地、浅草花やしきは、あらゆる年齢の人になつかしさを与えてくれる。長く続いてきた遊園地だからこそある、誰が来てもいいんだよ、という心の広さというか、やさしさのようなものがありそう。
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