テレビの感想文
『買われた男』第3話 欲しいのは「会話」?
女性ならわかると思うけど、女であることをやめたいと思うときって、たまにある。男性のほうが、女性より「性別」に縛られていないことが多いというか。

「女性ならわかると思うけど」と前置きしてしまったけど、たぶん、私の中に「男の人に言っても、女の大変さなんてどうせわかんないだろうし、じゃあ言うのやめよう」って思ってるなにかがあるんだろうな。


ドラマで、女性の性をとりあげているドラマはあまり見たことがない。
けど、『買われた男』は主人公が女性用風俗のセラピストの男性。そこを避けて通れない、いや、あえて正面からとりあげているドラマだった。

主人公のヤマトは、女性用風俗(以下、女風)のセラピスト。
ヤマトを指名した千賀子には、昔、いっしょに働いていた男性から性被害にあいそうになった過去がある。

相手の男性は千賀子にとって、契約を「してもらう」側。つまり、立場的に強く言えない。この男性から、今夜食事を、と仕事の付き合いとして誘われるんだけど、いざ行ってみるとなぜか夜の街を、それもラブホテルがありそうな人通りの少ない道を二人っきりで歩くことに。
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