テレビの感想文
見られる側は、「あなたを見て、感動しました。泣けました」などと、一方的に押しつけられる。

別に、障害のある人はみんな、頑張っていて、努力を惜しまないすごい人、とは限らないんだけど、なぜかそういう人たちだと思っている。良いことだし、悪意はないんだけど、それも偏見といったら偏見になるんじゃないか。

車いすに乗っている人。未来がドラマ制作のための取材で話しかけたのは、見た目ですぐにわかる「障害のある」人。
でも、見た目じゃわからない障害だってある。

話しかけられたハルは、未来からわたされた企画書を見て、障害者の描き方にはっきりとNOを出す。

「すみません。この書き方、あまり好きじゃないです」

「障害にめげずとか、障害をのりこえてとか書いてるけど、障害ある人が、なんか壁感じるときって、社会のほうに問題がある。だから、それはその人が乗りこえることじゃない、みたいな考え方、いま高校生でも習う、当たり前のことなんですけど」
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