テレビの感想文
さて、いち視聴者の私が気になったのは、聖まごころ病院の中でも比較的クセ(個性)が強くはなく、普通で一般的な考え方をする、はずき。

ある日を境に、母親の違う妹がいて、それがヨウコだと父親から知らされる。しかも、ヨウコは医師。自分は医師にはなれなかった。
はずきにとっては、自分の家族を奪われたような存在でもあるのかな。さらに、劣等感を刺激してくる、嫌な気持ちにさせる人でもある。

ただ、ヨウコはというと、はずきが自分とつながりがあるってこと、知らされてないので知らないんですよね。でもはずきからの、やけに鋭い目つきで見てくる表情や態度で、何か少しは気づいていそう。いつかこのへんについて、ヨウコが知るときが来るんですかね。

ある日、病院に入ってきたはずき。足はふらつき、目が座ってる。その手には缶が。
職場で飲酒?! こんなことする人じゃなかったぞ。

そして、はずきのこの数分のシーンのあと、夏になると病院に涼みに来るホームレスのシゲさんが出てきて、サブタイトル通りのストーリーになっていくんですが。このときちょうど、時間が半分ぐらい。話の後半から本題に入る。

ちょっと思ったのですが、宮藤さんはドラマの中で、描きたいことを描く! って気持ちが強すぎて、こんな風にかいろんなこと(社会的問題)をとり入れているのかな、と。
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