好きな人は先輩です。
4つも下の私をきっと先輩は恋愛対象として見てないと思う。



『告白するだけ無駄だよ。』



私の初恋は、恋した時から終わっている。



「ネチネチ、ウザイ。
いつものアンタも充分ウザイけど、今のアンタの方が数倍ウザイ。」



『そんなに、ウザイウザイ言わなくてもいいじゃん!』



「そんくらいの勢いで行きなさいよ。」



まったく、と腕を組んだのんちゃん。



『うん・・・そうだね。
ウジウジしてちゃ駄目だよね。』



パチンと気合を入れて頬を叩いて、前を見る。



『今日、会えたら取り敢えず話しかける!』



「話しかけるだけ?告白は??」



『告白は、もう少ししてから!
まだ出会ってちょっとしか経ってないし、もっと先輩のこと知ってから!!』



よし!頑張るぞ!!



気合を入れて最寄り駅で先輩を探したけどその日は合わなかった。
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