当たり前です。恋人は絶対会社の外で見つけます!
たまには一人じゃない週末の過ごし方を。
毎日パソコンに向かい、次々回されてくる書類をひたすら確認して打ち込む。
その内に確認だけで済むという話もあるけど、まだまだシステムが古いのだ。
グッと楽になる気がする。
だって確認だけで良くなるから。
添付書類とチェックして確認すればよくなるから。
それでもまだまだ目の前には書類が。
さすがに今週後半は誰の机にもそんな状態で。
何とか自分の分を終えると先輩と恒例の部屋にこもる。
社員番号と名前、金額をチェックする。
これまた紙と画面との照合。ダブルチェック。
誰の名前であっても興味を持たないように、淡々とこなす。
苦手じゃないから、なかなか適任でしょう?
誰が決めたか分からないけど、見抜かれていたって事かも。
先輩とチェックして今月も終わり。
席に戻って書類仕事の続きをする。
黙々黙々。
今週私たちの背中からはそんな音がしてると思う。
毎月恒例の音です。
金曜日、終わった。
今月も山を越えた!
今月はあと一日、月曜日もあるけど、ほとんどやり切った感じ。
多分月曜日滑り込みは少ない。
は~、ため息が出る。
みゆきも終わったらしくさっさと後片付けをしているのが分かる。
多分、彼氏のところに急いで帰りたいから。
金曜日だしね。
自分も後始末をして帰る準備を始める。
今週は本当に残業が多かったから、やりたいと思ったことを付箋に書いてストレス発散の様に、やり切った後のご褒美の様にパソコンの左端に張り出していた。
これは私が良くやる方法。
モチベーションをあげたいんです。
右はとりあえず仕事用の付箋があるので、間違えないように左に。
その付箋を回収しながら今月も乗り切ったとよろこびがじわじわと押し寄せてくる。顔も笑顔になるのだ。
隣から声を掛けられた。
「只野さん、終わり?」
「はい、千野先輩はどうですか?」
「うん、僕もあと一つ。」
そう言って目の前の薄い書類を指さす。
良かった。早く帰るのも自分の担当が終わればいいって事にはなってるけど、やっぱり気を遣う。
「ねえ、気になったんだけど。」
「はい、何でしょうか?」
「これ、僕も見たいんだけど、良かったら一緒に行かない?」
先輩が私の手の中の付箋を一つ取って目の前に差し出した。
それは映画のタイトルだった。
最近、海外で賞を取った原作の映画化で。
公開された時はあまり大きな映画館ではやってなかった。
上映時間が合わなくて見れなかったと残念に思ってた。
今回受賞とともに有名になったことでもう一度上映してくれる映画館がぽちぽちと出てきたのだ。
なんてラッキーなのって思った。
嬉しくて今度こそ見ようと思ってたのだ。
確かにタイミングが合えばって話はちょっと前にしたばかり。
一緒に行くことにした。
「はい。いつにしますか?」
「早速、明日の土曜日はどうかな?」
「はい、大丈夫です。」
「先輩はどこでいつも見てるんですか?」
そんな話をしながら映画館と時間を決める。
一応席の予約もしてしまった。
明日・・・・。
ちゃんと起きて、化粧して着替えて。
嬉しいのか面倒なのか。でも楽しみではある。
映画も、一緒に行くことも。
その内に確認だけで済むという話もあるけど、まだまだシステムが古いのだ。
グッと楽になる気がする。
だって確認だけで良くなるから。
添付書類とチェックして確認すればよくなるから。
それでもまだまだ目の前には書類が。
さすがに今週後半は誰の机にもそんな状態で。
何とか自分の分を終えると先輩と恒例の部屋にこもる。
社員番号と名前、金額をチェックする。
これまた紙と画面との照合。ダブルチェック。
誰の名前であっても興味を持たないように、淡々とこなす。
苦手じゃないから、なかなか適任でしょう?
誰が決めたか分からないけど、見抜かれていたって事かも。
先輩とチェックして今月も終わり。
席に戻って書類仕事の続きをする。
黙々黙々。
今週私たちの背中からはそんな音がしてると思う。
毎月恒例の音です。
金曜日、終わった。
今月も山を越えた!
今月はあと一日、月曜日もあるけど、ほとんどやり切った感じ。
多分月曜日滑り込みは少ない。
は~、ため息が出る。
みゆきも終わったらしくさっさと後片付けをしているのが分かる。
多分、彼氏のところに急いで帰りたいから。
金曜日だしね。
自分も後始末をして帰る準備を始める。
今週は本当に残業が多かったから、やりたいと思ったことを付箋に書いてストレス発散の様に、やり切った後のご褒美の様にパソコンの左端に張り出していた。
これは私が良くやる方法。
モチベーションをあげたいんです。
右はとりあえず仕事用の付箋があるので、間違えないように左に。
その付箋を回収しながら今月も乗り切ったとよろこびがじわじわと押し寄せてくる。顔も笑顔になるのだ。
隣から声を掛けられた。
「只野さん、終わり?」
「はい、千野先輩はどうですか?」
「うん、僕もあと一つ。」
そう言って目の前の薄い書類を指さす。
良かった。早く帰るのも自分の担当が終わればいいって事にはなってるけど、やっぱり気を遣う。
「ねえ、気になったんだけど。」
「はい、何でしょうか?」
「これ、僕も見たいんだけど、良かったら一緒に行かない?」
先輩が私の手の中の付箋を一つ取って目の前に差し出した。
それは映画のタイトルだった。
最近、海外で賞を取った原作の映画化で。
公開された時はあまり大きな映画館ではやってなかった。
上映時間が合わなくて見れなかったと残念に思ってた。
今回受賞とともに有名になったことでもう一度上映してくれる映画館がぽちぽちと出てきたのだ。
なんてラッキーなのって思った。
嬉しくて今度こそ見ようと思ってたのだ。
確かにタイミングが合えばって話はちょっと前にしたばかり。
一緒に行くことにした。
「はい。いつにしますか?」
「早速、明日の土曜日はどうかな?」
「はい、大丈夫です。」
「先輩はどこでいつも見てるんですか?」
そんな話をしながら映画館と時間を決める。
一応席の予約もしてしまった。
明日・・・・。
ちゃんと起きて、化粧して着替えて。
嬉しいのか面倒なのか。でも楽しみではある。
映画も、一緒に行くことも。