当たり前です。恋人は絶対会社の外で見つけます!
その後は記憶が曖昧。
何かをごちそうになって、何かを聞かれて答えて、気がついたら、駅にいた。
「譲、ありがとうな。」
「何が?」
「まあ、いろいろ。」
「まったく記憶がないんだけど、大丈夫だった?本当に私寝てなかった?本当に真っ白、記憶がない。変じゃなかった?」
「いろいろ、普通に答えてたけど。」
「覚えてない・・・・・。何を食べたのかも覚えてないけど、大丈夫だった?一人ガツガツ食べてなかった?」
「まあ、よく食べてた。」
否定されなかった?
ガツガツ?
「朝ごはん抜きでお腹空いてたんだろう?昨夜も大人しくなかったし、お腹空いてたんだなあって、思ったけど。」
ガツガツだったらしい。
「大場、止めてくれてもよくない?食べ過ぎだからって、さり気なくお皿とお箸をとりあげるとか。」
「嫌だよ、恨まれるし。別に大丈夫だよ。俺も同じくらい腹減ってて、食べてたから。」
「大場と同じくらい食べたって言うだけでもすごいじゃない。酷い・・・・。」
「もう終わったことだよ。皆楽しそうに見てたし。」
座り込みたかったけど、目の前に電車が来た。
「大丈夫だって。今更気取ってもしょうがないって、途中から諦めたのかと思った。」
「何で?」
「義姉さんがいろいろと面白く披露してくれたから。まさか初披露だとは。両親もビックリしてた。兄貴だけが受けてた。」
「どの話?」
「誤解の話。」
まあ、それしかないだろう。
「ちゃんとしてたって、ちょっと早とちりだけど、よく食べよく笑う子って思われてるよ。」
「もういい・・・・。」
大場の部屋に帰ってホッとしたら、どんな作用か、記憶がぶり返してきた。
どうして?
いろいろ答えた内容も思い出してきたし、何を食べたかも。
美味しいご飯とちょっとお酒を頂きました。
あんまり飲み慣れてない日本酒だった。
大場とニコニコしながら、いつものようにひねくれた文句をつけながらも話をした気がする。
お兄さんには聞かれるままにデートの報告までした・・・・・・した?
「大場、ねえ、私はお兄さんにデートで行った場所とか教えた?」
「ああこの間のね。聞かれて素直に答えてた。良かったよな、外でホテルに行かなくて。ドキドキしてたよ。」
「いろいろ思い出した。今になって思い出してきた。」
「そう、兄貴には特に嬉しそうに答えてたからな。」
「だってあんなにかっこいいなんて言ってないじゃない。ビックリした。二人並んだらお似合いだね。もう、大場の彼女だって間違えたのは失礼だったなあって思ったくらい。」
「今のセリフ、そのままあそこで言ってたけどな。」
ん?うそ?
「どのセリフ?」
「かっこいい兄貴の恋人で、俺の彼女と思った失礼をお許しくださいって。安心しましたって。」
安心???
「皆が沈黙したけど、まあ、兄貴が爆笑して、義姉さんに『安心してね。』って言われて、譲が元気よく『はい。』って答えてた。」
穴はどこですか?
今更ですが入りたい。
恥ずかしい。
ご両親はなんて思った?
「ねえ、緊張で酔っぱらって、何も覚えてないから忘れて欲しいって伝えて。全員に。反省してるって、落ち込んでるって。」
「分かった、後で電話しとく。でも、記憶には残るよ、忘れられない。」
忘れてください、非礼の数々・・・なのか、恥ずかしい出来事一切。
「最後に仲良くしろって言われたの覚えてる?」
首を振る?
「思いっきり『はい。』って答えてたよ。笑われてたけど。」
穴穴穴。
「まさか母親も俺に言ったのに、譲が返事するなんて思わなかったんだよ。よろしくねって言葉が小声になってたし。」
「どんな印象?ただのアホな子じゃない。」
「楽しい子だよ。義姉さんとはタイプが違うなあって、そんな話になってるよ。」
当たり前だ。目指せない。雲泥です。
「良かったよ。記憶ない状態でも譲らしくて、安心したよ。」
スマートな気遣いだとは思いたくない。
本音でしょうか?
何かをごちそうになって、何かを聞かれて答えて、気がついたら、駅にいた。
「譲、ありがとうな。」
「何が?」
「まあ、いろいろ。」
「まったく記憶がないんだけど、大丈夫だった?本当に私寝てなかった?本当に真っ白、記憶がない。変じゃなかった?」
「いろいろ、普通に答えてたけど。」
「覚えてない・・・・・。何を食べたのかも覚えてないけど、大丈夫だった?一人ガツガツ食べてなかった?」
「まあ、よく食べてた。」
否定されなかった?
ガツガツ?
「朝ごはん抜きでお腹空いてたんだろう?昨夜も大人しくなかったし、お腹空いてたんだなあって、思ったけど。」
ガツガツだったらしい。
「大場、止めてくれてもよくない?食べ過ぎだからって、さり気なくお皿とお箸をとりあげるとか。」
「嫌だよ、恨まれるし。別に大丈夫だよ。俺も同じくらい腹減ってて、食べてたから。」
「大場と同じくらい食べたって言うだけでもすごいじゃない。酷い・・・・。」
「もう終わったことだよ。皆楽しそうに見てたし。」
座り込みたかったけど、目の前に電車が来た。
「大丈夫だって。今更気取ってもしょうがないって、途中から諦めたのかと思った。」
「何で?」
「義姉さんがいろいろと面白く披露してくれたから。まさか初披露だとは。両親もビックリしてた。兄貴だけが受けてた。」
「どの話?」
「誤解の話。」
まあ、それしかないだろう。
「ちゃんとしてたって、ちょっと早とちりだけど、よく食べよく笑う子って思われてるよ。」
「もういい・・・・。」
大場の部屋に帰ってホッとしたら、どんな作用か、記憶がぶり返してきた。
どうして?
いろいろ答えた内容も思い出してきたし、何を食べたかも。
美味しいご飯とちょっとお酒を頂きました。
あんまり飲み慣れてない日本酒だった。
大場とニコニコしながら、いつものようにひねくれた文句をつけながらも話をした気がする。
お兄さんには聞かれるままにデートの報告までした・・・・・・した?
「大場、ねえ、私はお兄さんにデートで行った場所とか教えた?」
「ああこの間のね。聞かれて素直に答えてた。良かったよな、外でホテルに行かなくて。ドキドキしてたよ。」
「いろいろ思い出した。今になって思い出してきた。」
「そう、兄貴には特に嬉しそうに答えてたからな。」
「だってあんなにかっこいいなんて言ってないじゃない。ビックリした。二人並んだらお似合いだね。もう、大場の彼女だって間違えたのは失礼だったなあって思ったくらい。」
「今のセリフ、そのままあそこで言ってたけどな。」
ん?うそ?
「どのセリフ?」
「かっこいい兄貴の恋人で、俺の彼女と思った失礼をお許しくださいって。安心しましたって。」
安心???
「皆が沈黙したけど、まあ、兄貴が爆笑して、義姉さんに『安心してね。』って言われて、譲が元気よく『はい。』って答えてた。」
穴はどこですか?
今更ですが入りたい。
恥ずかしい。
ご両親はなんて思った?
「ねえ、緊張で酔っぱらって、何も覚えてないから忘れて欲しいって伝えて。全員に。反省してるって、落ち込んでるって。」
「分かった、後で電話しとく。でも、記憶には残るよ、忘れられない。」
忘れてください、非礼の数々・・・なのか、恥ずかしい出来事一切。
「最後に仲良くしろって言われたの覚えてる?」
首を振る?
「思いっきり『はい。』って答えてたよ。笑われてたけど。」
穴穴穴。
「まさか母親も俺に言ったのに、譲が返事するなんて思わなかったんだよ。よろしくねって言葉が小声になってたし。」
「どんな印象?ただのアホな子じゃない。」
「楽しい子だよ。義姉さんとはタイプが違うなあって、そんな話になってるよ。」
当たり前だ。目指せない。雲泥です。
「良かったよ。記憶ない状態でも譲らしくて、安心したよ。」
スマートな気遣いだとは思いたくない。
本音でしょうか?