エスポワール~私と御曹司~

それ以上話す事はなかったけど
やっぱり御曹司は
私の後を追いかけてきて
私のバイト先までやって来た。

何を考えているのか
さっぱり分からない。

カウンター席に座らせて
見られるのは嫌だったから
とりあえずテーブル席に座らせた。

御曹司の注文を取り
ひーくんに伝えると
ひーくんは私の腕を掴む。

響「おい、藍原。
1人の客はカウンター席に...」

希「この間言ってた私の仮の彼氏
あの人なんだ。...ごめん。
ひーくん。今ちょっと気まずくて。」

響「へぇ、あの人が。
藍原ってイケメン好きなんだな。」

そういえば、御曹司にも
そんな事言われたな。
...て!何、思い出してんの!
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