エスポワール~私と御曹司~
てか、お兄ちゃん!
こんな知らない人に何で
私の家教えちゃうのよ。
この人が変な人だったらどうすんの?
ストーカーとかになったら
私、襲われちゃうじゃん。
望「襲わないよ、別に。」
...あれ?私、もしかして
口に出してた?
希「いや、あの別にその...
そんなつもりで...」
望「やっぱり思ってたんだ。」
希「へ?」
望「俺は好きになった女しか
抱かないから。そこら辺の
男と一緒にすんな。
永人の妹に手は出さない。」
希「そ、そうですか。」
いつの間にかタクシーは
私の家の前に着いていた。
彼はお金を払うと私と共に降りる。
希「あの...何で降りたんですか?」
望「普通お茶くらい出すだろ。」