私の仮面
そしてまたしても私の嫌な予感は的中した。

休み時間もお昼の時も放課後まで……。
私にまとわりついてくる。

しかも転校生に興味を持った取り巻きを連れて。

ついに我慢の限界で屋上に呼び出した。

「やっほー!マナミ。どーした??」

あからさまに勘づいてるくせして
今日のお弁当はどうだったとか、数学の教師がなんだとか
どうでもいい話ばかりしてくる。

「そうじゃなくて」 

ついに私は遮った。
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