ワケあり同士による華麗なる政略結婚


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「ふぅ、、、。」







頭を下げて挨拶を終えると小さく溜息がでてしまった。



彼に寄り添って笑顔で会釈をするという単純な動作をかれこれ1時間ほど繰り返している。

彼の言った通り、張り切り過ぎて前半飛ばし過ぎたせいで少し疲れてしまった。







それにこういったパーティーの会場では普通のことかもしれないが、やたらとスキンシップが激しい気がする。


握手なんかは当然かもしれないが、すぐに離してもらえなかったりそのまま撫でられたりと変な汗がてできてしまう。

彼はそんな私に気づいて、やんわりと助けてくれるが長年の男性恐怖症は根深いようで怖さがじわじわと湧き上がってくる。





顔を上げると疲れからか立ち眩みがしてフラついてしまった。





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