ワケあり同士による華麗なる政略結婚
episode7
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「ん、、、、。」
目を開けるとカーテンの隙間から光が差し込んでいて少し眩しい。
なんかデジャブだなっと暫くボンヤリとしていると目がその明るさに慣れてきて、周りを見渡すがどこかのホテルの一室だという事しか分からない。
部屋にデジタル時計が掛かっていて、それを確認するとパーティーの夜から日付も変わり時間もお昼近くになっている。
上半身をおこしてみると着ていたドレス姿ではなく、バスローブに変わっている。
はだけた胸元に目が行き、昨日の恐怖が蘇って身震いがした。
『、、着替えさせたのは俺じゃないからな。それより体調はどうだ、、?一応昨日診てはもらってるがお前の主治医を呼んでおいた。連れてくるから待っておけ。』
入り口のドアに彼が立っていて、声を掛けた途端ドアから出て行ってしまった。
するとすぐにノックがして先生の声がした。
「美麗ちゃん、、。入るね?」
「先生、、すみません。」
「ふふ、夜に貴方のご主人から連絡貰って飛んで来たわ。電話越しの声が焦っていたようだったしね。」