ワケあり同士による華麗なる政略結婚
「えっ、、?!は、はいっ、、!」
ぐいっと腰を引かれて、彼に密着しながらホテルから出た。
きっと顔は赤いまま。
そのまま薄暗い地下の駐車場へと連れていかれて助手席にねじ込まれた。
初めて乗る彼の車は、想像通りの高級車で乗り心地も抜群だ。
少し乱暴目に助手席にねじ込まれた為、弾むようにシートに身体を預ければいつのまにか運転席に乗り込んでいた彼に覆いかぶされキスをされた。
「んんっ、、!」
噛み付くような少し乱暴なキスだったが、絡められた舌は優しい。
うっすら目を開けると、熱っぽい表情の彼と目があって一気に全身熱を持つ。
キスの間の呼吸の仕方を教えてもらったが、あまりにも激しくて教わった通りに出来ない。
つい苦しくて口から酸素を取り入れようとすると隙間なく彼の唇に覆われてまともに呼吸もままならない。
でもその息苦しさよりも彼から離れたくない方が大きくて、彼の服を小さく掴むとそれに気づいた彼は更にキスの激しさを増した。