ワケあり同士による華麗なる政略結婚


「誠也さんは私にはいつもキスだけなのに、、、他の女性には触れてるんですか、、?っ、、そんなの、、嫌ですっ、、!!!!私、、だけですか、、?こんなに誠也さんに触れたいと思うのはっ、、!」

『っ、、それはお前がっ、、!!』

「経験がないからですか、、?私が経験を積んだらいいって事ですか?それなら。」








真剣な表情を浮かべた美麗が俺の腕から離れ、カウンターで困ったようにこちらの様子を伺っていた響の方へと近づく。

そしてゆっくりと頭を下げた。








「、、誠也さんのご友人である響さんに、、こんなおかしな事お願いするのは申し訳ないのですが、、私に、、キスのその先を、、教えて頂けませんか、、、?」

「、、それは俺に抱いてくれって言ってる?勿論、俺は大歓迎だけど?」








柔らかく微笑んで美麗の顔に手を伸ばす響を見て、プツンと何かが切れたのが分かった。

そんな響の手を取ろうとする美麗の手首を掴かみ、力任せに引き寄せる。









『そんなに抱いて欲しければ抱いてやる。こっちはお前の所為で溜まってるんでな。、、焚きつけたお前が悪い。お前がどんなに泣こうが喚こうが、、お前は誰の女なのか、その身体に叩き込んでやる。来いっ、、!!』


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