ワケあり同士による華麗なる政略結婚
発作を心配してくれる優しい彼の言葉に、微笑んで答える。
「それに関しては全く心配ありません!昔からなのですが、、何故かマコちゃんと出かける時は声を掛けられる事がないので安心して出掛けられます。」
『そうか、、なら楽しんでこい。確か明日は休みだと言ってたな。なんなら泊まってきても構わないぞ。たまにはそんな日もあってもいいだろう?』
「いえ、、日付が変わるまでには戻ります。」
『そうか?ならもし時間が合えば迎えに行く。その時は連絡しろよ。』
「ありがとうございます。でも多分マコちゃんが帰りも送っていってくれると思いますのでお迎えは大丈夫だと思います。では、お気を付けて行ってらっしゃいませ。」
『、、分かった。じゃあ行ってくる。』
少し微妙そうな表情を浮かべる彼を疑問に思いながらも仕事に送り出し、自分も仕事へと向かう準備を始めた。
仕事終わりに迎えに来てくれるというマコちゃんに甘えて、夜に着替える服を紙袋に詰めて会社に向かった。