ワケあり同士による華麗なる政略結婚

彼の目を細める仕草が好きで、その表情を見ると胸が熱くなる。







「えっと、、ではっ直ぐに入れ替えてきますので少々お待ちください!」



そう言って急いで浴室に向かおうとすると何故か行く手を阻まれた。









「え、、?」

『お湯入ってるんだろ?』

「は、、いってはいますが私が入った後ですし、、少し逆上せるほど長湯してしまった所為でお湯を捨て忘れてしまっているので、、その、、お湯を変えないと、、。」

『別に俺は潔癖じゃないからお前が入った後で構わない。それより早く髪を乾かせよ。、、風邪引くだろうが。』







そう言って私の自室方へと背中を押された。



「あっ、、。」






振り返れば既に彼の姿はなく、浴室に向かってしまったようだ。


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