ワケあり同士による華麗なる政略結婚
本当に私の入った後で良かったのだろうかと不安になったが、彼がいいといったのだからあまり気にしないでおこうと自室に向かって髪を乾かした。
それからキッチンに向かって夕飯の用意を始めた。
もう時間も遅いし、軽いモノでも作ろうと冷蔵庫を開けてから暫く考え込む。
いつも彼は外で食事を済ませてきている。
、、でも今日はどうだろう。
いつもよりも早い帰宅だったし、もしかしたら何も食べていないかもしれない。
聞いてみるだけでもしてみようと、緊張しながら彼の居る浴室へと向かった。
そしてすりガラスの前に立ち、緊張しながら声を掛けた。
「あの、、誠也さん、、湯加減はいかがですか、、?」
『丁度いいが、、どうした?』