ワケあり同士による華麗なる政略結婚

リラックスした彼の声が返ってきてホッとする。




今なら聞ける気がして、勇気を振り絞って声を掛ける。



「あのっ、、!今から軽い夕食を作ろうと思うのですが、、、1人分も2人分も変わらないので、、よ、良かったらお召し上がりになりませんか、、?」




ドキドキしながら待ってみたが、浴室からの返事は無く落ち込みながら小さく呟いた。









「すみません。、、忘れてください。」



小さく謝罪してそこからそっと去ろうとした所で浴室から彼の声が響いた。







『いや、今日は会食もなくて何も食べてない。重いものじゃなければなんでもいい。嫌いな物も特にない。』

「えっ、、!?そ、それは召し上がられると解釈しても、、、?」

『あぁ。』

「あ、ありがとうございますっ、、!簡単なモノですがお作りしますっ!!!」






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