"恋"と"親友"との曖昧な距離
條内くんこと條内凛斗くんは
学校みんなが認める"イケメン"。
容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、明るい性格。
まさに絵に書いたような"王子様"だ。
彼は誰かに固執することなくわて隔てなく
みんなと仲良くするいわゆる人気者さん。
わたしとは正反対。
わたしは、暗くて静かで孤立してて。
そんな私は眩しい彼が少し"苦手"。
だって、なんでも持ってるじゃん。
友達も居場所も成績も容姿も全て完璧に。
そんな彼が"わたしの力になりたい"と言ってきた。
確かに彼が働きかけてくれたら
少しは状況が良くなるかもしれない。
でもいじめが無くなるわけではないのが事実。
だから…
「ありがとう。でも大丈夫だから。」
そう言うほかなかった。
< 8 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop