執事の君に愛されて……
今日から社会人

隣には執事……

古谷 萌18歳。
高校卒業後、友人と受けた会社に今日からお世話になる。
「マイ、私やばい……ドキドキしてる」

「きゃは、ウケる~っ。
あたしは萌が居れば、不安はないから」

会社の前で、立ち止まる私達に……
社員の方からの、視線、視線、視線。

なんでこんなに視線が集まるのかな……。
「早くいかないと遅れてしまいますよ、お嬢様」

黒のスーツに身を包んだ美青年がいた。

この人がいるから余計か………。
会社に行く1時間前。



ーーーーーー


「萌、今日からか。
父さんはな、萌が心配だ。
だからな、会社に執事を連れて行きなさい。
伝えておくから」



は?

会社に、執事を連れてく?
つか、執事……今まで居なかったじゃん。

「栗栖 零と言う執事はなかなかいい奴だ。
すぐに手配する」


仕事の早い父は、即座に手配した。

そして、今に至る。

< 1 / 34 >

この作品をシェア

pagetop