大人の恋は複雑で…素直になるのは難しい
「キスマークつけた女なんて、誰も抱かないからな。これでいいんだよ」
「誰にも抱かれないし」
「俺以外な」
なんなの…訳の分からない独占欲みたいな感じ。
「今はね」
「おい、聞き捨てならないぞ。臣に色目使ってもあいつは隠れドSだから、お前じゃ無理だ」
「なんで臣さんが出てくるのよ。でも、臣さんって隠れドSなんだ…ふーん、いいかも」
サバサバした姉御肌ぽい優希さんだけど、実はグイグイと来られたいタイプらしい。でも、近寄って来る男は軟弱な恋愛体質の男ばかりで、恋愛に足が遠のいていた。だから、今の彼女には、ぴったりだと思う。
結婚願望あるしね…
「何がいいかもだ…絶対、臣なんかに近寄るなよ」
近寄らないって…近寄ったら優希さんが怖いもん。
「臣さんのターゲット、私じゃないじゃん」
「俺が牽制したからだよ。あいつは、俺よりサイテーな奴だからな…いいか、近寄るなよ」
「うん。まぁ、私は遠慮しておく」
「それなら、いい」
「奏よりサイテーな奴って話し、気になるけど」
「聞く必要ない…こっちに集中しろよ」
服を脱がしっこして、奏の手のひら胸旨の膨らみを包んでいた。
「先に言い出したの奏なのに…」