愛があれば、それで
申し訳ない気持ち
「どうした、桜木」
急に桜木から、結花のことで話があると言われた。
本当なら、今頃関さんと会っていたのだが、俺はそれを断っていまここにいる。
「息、切らしすぎだろ」
走って現れた俺に呆れたように笑う。
「だって、結花の話っていうから」
結花のこととなると尋常ではいられない。
「そんな好きなのに、なんでするかねー。ほかの人と」
ポンっと俺の頭をメニューで叩く。
「断れないんだよ……って、お前なんで知って!?」
「バレバレだっての。相手もな」
誰にもバレてないつもりでいた。
桜木にも言ってなかった。
でも、いつも桜木にはバレてしまうから本当にかなわない。
「まぁ、それはいいんだけどさ。家でするのはさすがにないと思う」
「……は?」
確かに結花の入院中に家ではした。
でも、2ヶ月も前の話だし、誰にもそれは言ってないはずだ。
「ベッド下の奥から出てきたんだってさ。使用済みの袋が」
桜木の言葉にサーーーっと血の気が引いていくのがわかった。
急に桜木から、結花のことで話があると言われた。
本当なら、今頃関さんと会っていたのだが、俺はそれを断っていまここにいる。
「息、切らしすぎだろ」
走って現れた俺に呆れたように笑う。
「だって、結花の話っていうから」
結花のこととなると尋常ではいられない。
「そんな好きなのに、なんでするかねー。ほかの人と」
ポンっと俺の頭をメニューで叩く。
「断れないんだよ……って、お前なんで知って!?」
「バレバレだっての。相手もな」
誰にもバレてないつもりでいた。
桜木にも言ってなかった。
でも、いつも桜木にはバレてしまうから本当にかなわない。
「まぁ、それはいいんだけどさ。家でするのはさすがにないと思う」
「……は?」
確かに結花の入院中に家ではした。
でも、2ヶ月も前の話だし、誰にもそれは言ってないはずだ。
「ベッド下の奥から出てきたんだってさ。使用済みの袋が」
桜木の言葉にサーーーっと血の気が引いていくのがわかった。