一輪の花に寄り添う蝶


「これ」








そう。









それはペアルックのアクセサリーだった。







「もういらなーい」










「……」








「じゃーね」








鳳と望が学校を辞めてから1ヶ月が過ぎようとしている。








あれ以来、豹の目に光は宿らず何を考えているのかわからなかった。








「豹、元気出せよ」






「……」

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