一輪の花に寄り添う蝶

No.2


「おい、おきろー」



うぅ、何?誰か読んでる



ゆっくり望が目を開けると目の前には

鳳の顔が


「うわーーぁ!」


「そんな驚かなるてもいいでしょ」


慌て時計を見ると7時だった。


「早くご飯食べて着替えろ」


「は、はい」


学校には8時までに到着しなければならない。



学校まで車で30分、手続きで早く学校に行かなければならないのだ。



30分後、2人は出発する準備をした。


(…これでいいのか、もう着ることはないと思っていたけどな)



トントン、とノックする音が聞こえた。



「はい」



入ってきたのは、鳳だった。



「ちゃんと着たか?」


「はい、今日は指輪をつける予定です!」



そう話していた時、望は気づいた。



「鳳様は、付けないんですか?」
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