【完】李寵妃恋譚―この世界、君と共に―




─僕は。


幼い頃、異母兄弟に比べたら、幸せな日々を過ごしていたと思う。


途切れ途切れの記憶の中、自分はいつも笑っている。


もう顔も思い出せない、大好きだった母のそばで。



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