【完】李寵妃恋譚―この世界、君と共に―




「─紫京」


「......っ!」


深い世界から、強制的に引きずり出されるような。


兄の言葉で目覚め、紫京は顔を上げた。


「お前、寝てたのか?大丈夫か?」


「は、はい......すいません」


「いや、疲れているのなら、ちゃんと寝台で休めよって言ってるんだ。寝ていたことを責めている訳ではなく......大丈夫だな?」


「はい」


異母弟にも優しい、兄上。





< 960 / 960 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:42

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

君に贈る花
夜宵/著

総文字数/2,161

恋愛(純愛)3ページ

表紙を見る
☆真実の“愛”―ただ、愛してる―3
夜宵/著

総文字数/203,843

恋愛(キケン・ダーク)493ページ

表紙を見る
☆君との約束
夜宵/著

総文字数/64,505

恋愛(純愛)119ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop