君と私のバイタリティ


そんな事を思っているとまた兄の声がした。





「…おーい、美雪ー?俺の話、聞いてたか??」



「あ、ごめん!なに??」



「悪いけど今日入学式終わったら先帰っててくれ。ちょっと用事が入ったんだよ。」



「えぇー!今日は入学祝いにお兄ちゃんの奢りでパフェ食べに行く予定だったじゃんー!!」



「いやーごめんな。また今度なんか奢ってあげるから。」




「えー、もう…!じゃあ次はパフェとケーキバイキングの2つね!!絶対だよ!」




「はぁ?!そんなに食べんのかよ。」




「だいじょーぶ!次の日決めとかないとね!」







この時兄の悩みの大きさを私は知る由もなかった。



END
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