あの時からずっと、君は俺の好きな人。
*
「これは? 痛い?」
「っ……! 痛い、です」
保健医に足首を押され、苦痛で顔を歪める坂下さん。
「骨は折れてないけれど、結構ひどい捻挫だね」
「そんな……私水泳大会の選手なんです。なんとかなりませんか?」
「テーピングを巻いてもいいけど、怪我してすぐは安静にしないと長引くよ。この足じゃ早くは泳げないだろうし、癖になってずっと痛みが残るかもしれない。悪いことは言わないから、他の人に変わってもらいなさい」
「…………」
保健医の無情な言葉に、坂下さんは俯く。
私とクラス代表の全員は、突然の事態にいてもたってもいられなかったので、保健室に押しかけていた。
保健医に坂下さんの捻挫を処置をしてもらい、保健室から廊下に出る私たち。
坂下さんは歩くのも大変なようで、内藤くんが肩を貸していた。
「これは? 痛い?」
「っ……! 痛い、です」
保健医に足首を押され、苦痛で顔を歪める坂下さん。
「骨は折れてないけれど、結構ひどい捻挫だね」
「そんな……私水泳大会の選手なんです。なんとかなりませんか?」
「テーピングを巻いてもいいけど、怪我してすぐは安静にしないと長引くよ。この足じゃ早くは泳げないだろうし、癖になってずっと痛みが残るかもしれない。悪いことは言わないから、他の人に変わってもらいなさい」
「…………」
保健医の無情な言葉に、坂下さんは俯く。
私とクラス代表の全員は、突然の事態にいてもたってもいられなかったので、保健室に押しかけていた。
保健医に坂下さんの捻挫を処置をしてもらい、保健室から廊下に出る私たち。
坂下さんは歩くのも大変なようで、内藤くんが肩を貸していた。