あの時からずっと、君は俺の好きな人。
*
露わになる太ももに、容赦なく描き出される体のライン。
よく昔はこんなもんを恥ずかしげもなく着てたなあと、6年ぶりの水着は私にそんな感想を抱かせた。
美結とは身長が同じくらいだったので、幸いなことに貸してもらった水着は問題なく着れた。
ーー胸は美結の方があるし、ウエストもくびれていると思うけど。まことに残念なことだが。
まあ水着は多少のことなら伸縮してくれるからなんとかなった。
「美結、ありがとう。水着貸してくれて」
更衣室の中で着替え終わった私は、傍らに立つ美結にそう言った。
美結は何故か、少し切なそうにーーだがどこか何かを懐かしむような微笑みを浮かべていた。
「ーー藍は覚えてる? 小学生の時、いつも私を助けてくれてたこと」
「え……」
突拍子のない話に思えて、私は戸惑う。しかし美結は構わず続けた。
露わになる太ももに、容赦なく描き出される体のライン。
よく昔はこんなもんを恥ずかしげもなく着てたなあと、6年ぶりの水着は私にそんな感想を抱かせた。
美結とは身長が同じくらいだったので、幸いなことに貸してもらった水着は問題なく着れた。
ーー胸は美結の方があるし、ウエストもくびれていると思うけど。まことに残念なことだが。
まあ水着は多少のことなら伸縮してくれるからなんとかなった。
「美結、ありがとう。水着貸してくれて」
更衣室の中で着替え終わった私は、傍らに立つ美結にそう言った。
美結は何故か、少し切なそうにーーだがどこか何かを懐かしむような微笑みを浮かべていた。
「ーー藍は覚えてる? 小学生の時、いつも私を助けてくれてたこと」
「え……」
突拍子のない話に思えて、私は戸惑う。しかし美結は構わず続けた。