あの時からずっと、君は俺の好きな人。
「あの時私ちっちゃくて今より気が弱くてさ。男子によくからかわれて泣いてたよねー」
「……あれは。美結がかわいかったから、ちょっかいだしてたんだろうね。今思うと」
美結の言葉に徐々に当時の情景を思い出してきた私。
「あは。罪な女だね、私」
「今も昔もね」
「まあ、そんなことはいいんだ。それでさ、いつも藍は私をいじめる男子に向かってったよね。『美結をいじめるな! 』ってさ。あの時は男も女もなかったけどさ、男子相手にだいたい勝ってたよね」
「やんちゃだったなあ」
取っ組み合いの喧嘩なんてしょっちゅうだった。水野くんに知られたらドン引きされるかもしれない。言わないでおこう。
「でもさ、男子が一度一歳上の兄貴を連れてきたことがあったんだよね。覚えてる?」
「ーーそんなことあったかなあ」
言われて思い出そうとしたが、いろんな男子と喧嘩していたので、記憶になかった。
「……あれは。美結がかわいかったから、ちょっかいだしてたんだろうね。今思うと」
美結の言葉に徐々に当時の情景を思い出してきた私。
「あは。罪な女だね、私」
「今も昔もね」
「まあ、そんなことはいいんだ。それでさ、いつも藍は私をいじめる男子に向かってったよね。『美結をいじめるな! 』ってさ。あの時は男も女もなかったけどさ、男子相手にだいたい勝ってたよね」
「やんちゃだったなあ」
取っ組み合いの喧嘩なんてしょっちゅうだった。水野くんに知られたらドン引きされるかもしれない。言わないでおこう。
「でもさ、男子が一度一歳上の兄貴を連れてきたことがあったんだよね。覚えてる?」
「ーーそんなことあったかなあ」
言われて思い出そうとしたが、いろんな男子と喧嘩していたので、記憶になかった。