あの時からずっと、君は俺の好きな人。
まだ2年生の中で1位なったということが信じられず、私は変に冷静に答える。
すると、ほかの選手達やクラスメイトまで私の元へと走ってきて、私はもみくちゃにされる。
「吉崎さんすっごーい!」
「バタフライの泳ぎ半端なかった!」
「こんな秘密兵器がうちのクラスにいたなんて!」
「すごくかっこよかった!」
「圧倒的な泳ぎだったよー!」
「いや……はは。ありがとう」
坂下さんや新田くん、内藤くん加え、普段話さないような人達にまで褒めちぎられ、私は引き気味に笑う。
少し離れたところでは美結がその光景を見ていて、私と目が合うと不敵に笑ってウィンクした。
ーー藍ならやってくれると思ってたよ。
美結のそんな想いが伝わってきた。
すると、ぶりぶり加藤さんが私の近くにそっとやってきて、おどおどしながら私を見た。
「よ、吉崎さん」
「え?」
「さっきは、変な事言ってごめん。ほんとにごめん……」
心底申し訳なさそうに言う。別にそんなこと大して気にしてなかったし、しかもアレルギーは本当に嘘だったので、私は景気よく笑う。
すると、ほかの選手達やクラスメイトまで私の元へと走ってきて、私はもみくちゃにされる。
「吉崎さんすっごーい!」
「バタフライの泳ぎ半端なかった!」
「こんな秘密兵器がうちのクラスにいたなんて!」
「すごくかっこよかった!」
「圧倒的な泳ぎだったよー!」
「いや……はは。ありがとう」
坂下さんや新田くん、内藤くん加え、普段話さないような人達にまで褒めちぎられ、私は引き気味に笑う。
少し離れたところでは美結がその光景を見ていて、私と目が合うと不敵に笑ってウィンクした。
ーー藍ならやってくれると思ってたよ。
美結のそんな想いが伝わってきた。
すると、ぶりぶり加藤さんが私の近くにそっとやってきて、おどおどしながら私を見た。
「よ、吉崎さん」
「え?」
「さっきは、変な事言ってごめん。ほんとにごめん……」
心底申し訳なさそうに言う。別にそんなこと大して気にしてなかったし、しかもアレルギーは本当に嘘だったので、私は景気よく笑う。